キャンピングカーでアメリカのグランドサークルを回ってみよう〜その13 [え、その色?] Vortexセドナ後編
グランドキャニオンから下山し、頭文字Dも真っ青な峠道をRVで走破した我々。
気づけばVortexの中心であるセドナの街に足を踏み入れている。今のとこ暖色系の街という印象。
到着、セドナの街散策へ
到着したのは夕方5時を少し回った所。
辺りの岩山は太陽の光を取り込み、更に赤く情熱的に。
一方で街を行く人々はそれとは対照的に、どこかゆったりとした面持ち。
街全体が超パワースポットと呼ばれる、セドナの日常を肌に感じつつ、我々も自らのVortexを探しに街へ向かうのだった….
あ、どうもTeriyakiです(∩´∀`)∩
街をぐるぐる回って、やっとガンダムみたいな車両を駐車できましたので、まずはレイコーでも一発キメに行くとします。ガムシロたっぷりのレイコーですよ、レイコー!!
前回の記事を見ていない人は、こちらからどうぞ↓
18回目 キャンピングカーでアメリカのグランドサークルを回ってみよう〜その12 [聖なる赤岩山] Vortexセドナ前編
まずは駐車場からセドナのメインストリートへと徒歩で向かう。
人々の流れの中に脇道からニュルンベルクと合流。
うん、全然わからない。
で、やってきたのは某コーヒーショップ。シアトル生まれのみんな大好きなやつ。
ちょっと駐車場から離れているので、行く人はがんばって歩いてね。
オーダーする時はテンプレ通りでOK。
で、無事レイコーゲット。なぜか店の前で飲む。
糖分とカフェインで疲れた脳みその充電は完了。セドナの街へ舞い戻る。
メインストリートにはトイレもあるので、心配ないね。
ピンクジープとは?
通りを歩いていると、さっきからピンクのジープをちょこちょこ見かける。
んで、約束された様にピンク色の建物も発見。
簡単に言うとセドナの有名スポットをピンクのジープで回るツアー。だった。
どのツアーも大体「2 時間〜$200程度」とやや強気の設定。
でも記念になるし、ピンクジープも気になるので早速申し込みしようと受付へ。
だが、
の一言を浴びせられる。
次の日はラスベガスに戻る日程だったので、今回はピンクジープツアーは断念。
で、Vortexはどうなった?
街をぐるっと歩いて周ったけど、「ここだ!」と感じるVortexは見つけられず。
ここでもないし、
ここでもない。
お気づきだろうか?
そう、ターコイズブルーなのである。なぜターコイズブルーか、ちゃんとした理由があるのです。
本編から脱線して、ちょっとここでアメリカの住宅事情に触れときます。
アメリカの住宅事情について(景観)
ここでみなさんに質問です。
今回の記事の写真を見て、なにか気付きませんでしたか?
「いやいや、コーヒー飲んだだけやん!」
っていう意見も少なからずあると思います。認めます、はい。
ではなくて、
全体的にどの写真も赤くなかったですか?
アメリカは景観をとても大切にするお国。もう美しい芝生とか最高ですよね!゚v(´∀`*v)
これはHOA(ほーむ・おーなー・あそしえーしょん)と呼ばれる、日本で言うところの管理組合が各コミュニティにありまして、
とかやってくれる人たちの組合です。
たしかに日本でもマンションの管理組合とかありますもんね。
それだけ?HOAの本当の目的は?
結論からいうと、活動の主たる目的は「地域の不動産価値を下げたくない」ことに尽きます。
ゴミはきちんと捨てて、共用施設を綺麗に使って、庭の芝の手入れはマメにして、夜中や早朝はうるさくしないで、などなど..
コミュニティのルールを守って、この地域の資産価値を守っていこうぜ!
的なノリです。
例えば、家の外壁は汚く、ゴミが散乱している。しかも庭は全く手入れされておらず雑草だらけ。家の周りにはガラの悪い連中が四六時中ウロウロしている。
といった世紀末感が漂う家の場合、どうしたってイメージは悪くなりますよね?
仮に自分の持ち家だったとしても、道路に面したフロントヤードで洗濯物干したりだとか、肉焼いて酒盛りといった行為は、基本的に色々と都合が悪いのです。
フロントヤードはあくまで「景観用」ですので、アメリカの家で酒盛りやBBQなどしたい場合は、裏庭(バックヤード)でやりましょう。
不動産屋さんからしてみたら、
「家の借り主が見つからないから、家賃を下げてでも借りてもらいたい。」
となるのは当たり前ですし、その1件のお家のおかげで隣の家やご近所さん、はたまたその地域全体の不動産価値が連帯責任の如く下がってしまいます。
みなさんだったらどうでしょう?
同じ家賃を払うとして、汚い町ときれいな町では当然後者を選ぶと思います。
じゃあ汚い町の家を貸し出すには?ですよね、家賃を安くするしか方法はないですよね?
日本では家を買った(建てた)瞬間から価値が下がります。どんどん下がります。
ですよね?
ところがどっこい、アメリカは正反対。
住宅は価値の上がる資産と考えている人々が多いですし、Teriyakiの周りでも実際そんな感じ。
なので、住宅の管理にはメチャ気を遣います。
芝刈りの頻度とか、長さも決められていたり。はたまた芝生を枯れさせると罰金とか。(怖っ)
そんな地域もあるくらいです。
アメリカのお父さんが常に芝刈りしているというのは、そういった事情もあるからなんですね。
セドナの景観にアンマッチ?
セドナの話に戻ります。
マクドナルドさんがセドナに出店しようとした時にも、当然この問題にブチ当たったわけです。
んで最終的に「M」の文字を「黄色→ターコイズブルー」へと色を変える事で、OKとなったそうな。
たしかにネイティブ・アメリカンにとってターコイズは神聖な石ですもんね。
ちなみに「M」の色を世界で初めて変えたのは、ここセドナ店。
今ではすっかり観光地化していて、「M」の前で写真を撮るのがPhotogenicなんだそうな。
ちなみにターコイズマクドナルドの場所はこちら。
RVを停めた駐車場から大分距離があるので、車ごと移動しちゃうのが正解。
住所も載せとくんで、コピペして。
住所:2380 W US, AZ-89A, Sedona, AZ 86336 アメリカ合衆国
Route66、セリグマンへ
自分たちのVortexをようやく見つけた我々は、120%セドナを満喫したのでそろそろ次の目的地へと向かいます。
次回はTeriyakiがずっと行きたかったRoute66 セリグマンに上陸します!
いつも見てくれてありがとうございます。